東京ガスCM「家族の絆 やめてよ」
東京ガスのCM、大好きなんです。
名作揃いすぎて、これまで何度泣かされたことか。
なので、新作CMが公開になるといつもすぐチェックしてるんですが、最近公開になったこのCMも本当に素晴らしいです。
タイトルは、「家族の絆 やめてよ」篇。
キャストが「深夜食堂」シリーズでファンになった平田薫さんと、今年役者としても大活躍の塚本晋也監督が親子役だなんて、最高じゃないですか!
塚本監督、見事な頑固ダサオヤジっぷりです。この服装は無いなーっと、思いながら、一方で、でもこういうおじちゃんいるよなーっとしみじみします。ほんと、「いかにも」って感じです。
くしゃみも全開で愛らしい!
日本のお父さん代表って感じです。
今年は、「シン・ゴジラ」ですさまじい存在感を示した塚本監督でしたが、こういう不器用なキャラクターを演じられるとピカイチですよね。
LINEも不器用に使っている感じがかわいい。
一方、平田さんもオヤジ臭い父親を嫌がる「いかにも」な娘さんを好演されています。
お父さんを見つめる「嫌そー」な顔が素晴らしいです。
冒頭に手帳の文字も一瞬映りますが、この娘さんは転職されている設定なんですよね。
その辺の設定も、良い味出てます。この手帳はお父さんの物だと思うんですが、ガサツに見えるお父さんが、娘の予定を細かくきっちり書いているというのもなんだか泣けてきます。
真面目に仕事をしているシーンも良いですね。
このCMのタイトルは、「親子の絆 やめてよ」篇。
要所要所で、娘さんの語りで「お父さん、やめてよ」というセリフが入ります。
終盤までその意味は、おやじ臭いことばかりする父親に対しての ネガティブな「やめてよ」ですが、婚約の話が進んでいくと徐々に意味合いが変わっていきます。
娘のアルバムを見て、「寂しいなぁ」とつぶやくシー ンはシンプルだけど涙が出ます。
そして最後は、結婚式。
ここもベタなんだけど、「幸せになれよ」の一言に対して、「やめてよ」と一言。
娘さん、号泣。
この展開、本当にシンプルなんだけど、スーッと泣けます。いいなぁ。
あと東京ガスのCMに共通しているのは、料理が本当に美味しそうなところ。
今回も唐揚げが印象的に出てきますが、本当に美味しそう。「食い過ぎだ!」と婚約者に怒鳴るお父さんもかわいいです。
心がスーッと洗われる90秒。
是非、ご覧ください。