読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ひとりを越えてゆけ

映画、音楽、お笑い、国内旅行、温泉、食べ歩き、そして星野源 。いろんなことを褒めて、褒めて、褒めまくります。

「ローグ・ワン」を観ました。とにかく泣けて仕方ない。縁の下の力持ちを描いたSW版「サムライ」映画。スピンオフとはこう作るのだ。

f:id:pulp-fiction1330:20170213160325j:image

 

帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。彼女を筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズチアン・ウェン)、ボーティー(リズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが……。(シネマトゥデイより)

 

f:id:pulp-fiction1330:20170213160339j:image

 

これぞ、スピンオフ。まさに、スピンオフの教科書のような作品が誕生しました。いやというか、もはや本家のシリーズを食ってしまっている。エピソードⅣを何倍も面白くした作品と言われてますが、まさにその通り。この作品、面白すぎます。作品への愛が止まりません。言葉にするのが難しいのですが、本作はスターウォーズを心の底からから愛している人が作ったスピンオフだということが、見ていてすごく伝わってきます。随所にSW愛が溢れていて、展開がエモすぎて…もう泣いた泣いた。涙枯れるほど泣きました。スターウォーズシリーズ史上、最も泣けるんじゃないでしょうか。とにかく涙が止まりませんでした。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170213160438j:image

 

本作は、スターウォーズのエピソードⅣ(旧3部作の1作目)の直前までのエピソードを描いています。エピソードⅣは、ルークやレイア姫の反乱軍が、設計図をもとに帝国軍の要塞「デス・スター」をぶっ潰す、というまぁざっくり言えばその様なストーリーなんですが、その前段階で実は「デス・スター」の設計図を盗み出すために暗躍したチームがいたんですよね。それが、「ローグ・ワン」というチームです。彼らの活躍が無ければ、ルークたちがデス・スターを破壊することは出来なかった訳です。では、彼らはどうやって「デス・スター」の設計図を盗み出したのか。本作で描かれるのは、そこの話です。正直、本作を見る前にエピソードⅣの鑑賞は「絶対条件」だと思います。本作単体でもストーリーは追えますし、十分面白いです。が、それでは絶対だめだ!と声を大にして言えるほど、エピソードⅣに見事なまでに話が繋がっていて、ハッキリ言って観てる・観てないで感動が10倍くらい変わると思います。なんてったって、エピソードⅣのまさに直前、10分前くらいまでを描いているんですから。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170213160511j:image

 

正直、前半・中盤はゆったりしていて暗くて、面白いけど少し物足りなさを感じました。ですが、ラストの南国のような星・スカリフでの大合戦は、終始、口あんぐり状態。あまりにも素晴らしくて、見ていて息ができなくなるくらいすごかったです。SW史上最も美しい星なんじゃないかと思うほど綺麗な星で、地図を手に入れるためにキャラクターたちが文字通り命を懸けて戦い、一人、また一人と死んでいく。とにかく次から次へと障害が襲ってきて、全然上手くいかない。首の皮1枚つながった!が、もうリアルに50回くらい続いて、安堵、ピンチ、安堵、ピンチの応酬です。最後の最後まで安堵できず、ああああがんばれええええっ、で、ああああ、で、うぎゃーーーーーベイダーやばああああああ!!!!、で、おっしゃーーー!!!!、で、エンドロールという感じです。乱文すみません。ラストの編集、脚本は本当に見事としか言いようがないですね。また、クレニック提督のエピソードなど、まさかの帝国軍側にもエモポイントがあるという憎さも素晴らしいです。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170213160528j:image

 

そして、登場するキャラクターもすごく魅力的でした。主人公のジンやキャシアンはもちろん、K-2SOも可愛いし、ゲイレンを演じたマッツミケルセンも見事にハマっていました。でも個人的に一番好きだったのは、チアルートとベイズのコンビですね。このコンビは最高で、もうラストのところは涙がとまりませんでした。盲目のチアルートを演じたドニーイェンは本当によかったですね。ジェダイではないながらもフォースを信じ続けるその真っ直ぐな姿勢に、何度も胸打たれました。あと、宇宙で反乱軍の指揮をとった血が上りやすいラダス提督も好きでしたね。男前でした。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170213160543j:image

  

エピソードⅣでのデス・スター破壊は、ルークたちももちろんかなり苦労するんですが、思いのほか、最後はあっけなく一撃で爆発するんですよね。でも、これ実は、、、という、ここにまさかの主人公ジンとその父親ゲイレンのエピソードが絡んでくるんですね。これには正直、めちゃくちゃ驚かされました。これがあったから、こんなに簡単に爆発したのか!と、そこでも親子愛に号泣しました。この何年越しかの伏線回収は、ワンピースのラブーンのエピソードくらいの大掛かりじゃないでしょうか。いやそれ以上か。それくらい素晴らしかった。この記事を書きながら、本作のシーンたちを思い出して、また泣きそうになりました。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170213160606j:image

 

縁の下の力持ちを描いた見事なSW版「サムライ」映画。残念ながら、劇場公開は昨日で一斉に終わってしまいました。あぁー、もう一回観たい。



f:id:pulp-fiction1330:20170213160708j:image




監督
ギャレス・エドワーズ
脚本
クリス・ワイツ / トニー・ギルロイ
音楽
マイケル・ジアッキーノ
キャスト
フェリシティ・ジョーンズ
ディエゴ・ルナ
ドニー・イェン
ベン・メンデルソーン
マッツ・ミケルセン
アラン・テュディック
フォレスト・ウィテカー
リズ・アーメッド
チアン・ウェン


★4.9点