TOYOTAのCM「Loving Eyes -Toyota Safety Sense」
ボケーっとYouTubeを見ていた時に流れてきたのが、このTOYOTAのCMでした。はじめは良くありそうな親子の感動的なCMかなぁ、と何気なく見ていたのですが、後半で「そう来たか!」と、ついうなってしまう素晴らしいCMでした。
CMの初め、「Father’s view」という文字が出てきます。あぁ、なるほど、父親の視点で子供の成長を見ていく感動的なCMなんだなぁ、という感じで見進めていきます。
後部座席に座る子供をミラー越しに見たり、試合に負けて悔しがる娘の涙を拭いてあげたり、車でひげを剃っているところを疎ましそうに見られたり…。
自分は、子供はもちろん結婚もしていないので、正直父親の部分に何の「あるある」も感じませんが、子供だった経験はあるので、親が子供の成長を見つめる姿にはとても感動します。
そして最後は、結婚式。あー良かったなぁ…、と思ってCMが終わるかと思いきや、ここで終わらないのがこのCMのミソ。
次に出てくるのが、「Daughter’s view」の文字。そう何と後半は、前半の父親視点のシーンを娘の視点で展開していくんです。これには、なるほどーそう来たか、とCMの構成に感動しました。この構成、ありそうで無かったような気がするんですよね。
視点を変えると、同じシーンでも全然違って見えてきます。こうやって各シーンを見ていると、父親は常に笑顔ですよね。決して怒らず、見守っている。
この父親の姿がほんとうに感動的ですごく沁みました。素直に自分もこんな父親になりたいな、と思いました。
CMのラスト、このような文字が出ます。
「愛とは、見えないところで見守ること」
あー、いい言葉です。
年を重ねるたびに見返したくなるような沁みるCMです。