週刊シネマイモ

その日の映画、その日のうちに。

「デッドプール2」を観ました。アクションもグロも悪ふざけ度も過去最高レベル!【65点】

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やっぱり今回もぶっ飛んでんなぁ!おい!っていう1作でした。すごいです。前作のヒットで予算が格段に上がったのか、豪華なアクションシーンのオンパレードに度肝抜かれます。それに加えて、嫌なところをちゃんと見せる爽快なまでのグロ描写は今作でも健在で、途中に身体が真っ二つになるのは「エイリアン2」のビショップみたいで笑ってしまいました。冒頭から、「えっ!?その人殺しちゃうの!?」って思ってたら、007風のオープニングの字幕でそこをすぐにイジってくるので、あっという間にデップーの世界観に引き込まれます。そうそう、デップーはこういうメタ的な内容が詰まりまくったこんな世界観だよなと頷き、ニヤニヤしながら見てしまいます。全編を通して、相変わらずのデップー印でアクションシーンも格段にバージョンアップしまくりなんですが、特に好きだったのは、少年を助けるためにチームを結成して輸送トラック乗り込んでバトルを繰り広げるシーンでした。ただただ「運」が強いというそれありかよ!?的な(デップーも脚本が荒いと劇中で突っ込む)能力を持った新女性キャラがなぜかすごく好きで、事態を強運でスマートに回避していく様と、ボロボロのデップーとの対比がなんかすごく面白かったです。新キャラにジョシュ・ブローリンを持ってくるところも渋すぎるけど、めっちゃよかったです。チームに加わった感じだったけど、次からどうなるのかな。楽しみです。タクシーのインド人運転手や盲目のおばあちゃんなど、旧キャラもしっかり活かされてたのもよかったです。インド人はどんどんサイコパス度が上がっていってたけど大丈夫かな、、、でも奥さんの出番が少なかったのは少し残念だったかな。設定上、仕方ないんだけど。あと正直、前作以上にX-MENシリーズとの絡みがあったので、恥ずかしながらX-MENシリーズ未見の私には分からないネタが前作以上に多かったです。そこは自分が悪いのだけど、少し残念でした。あとアクションシーンはとにかくお金がかかってる感がすごくあって、IMAXでも見応え抜群でした!ただ、デップーの死に方にはすごく個性があったんだけど、敵の倒し方とか戦い方にはもう少しいろんなパターンが見たかったなぁというのが本音です。アクションシーンが前作より多くなったから仕方ないんだと思うんだけど。へし折られた腕を使って首を絞めるシーンはすごく好きでした。ただ兎にも角にも、やっぱりデップーシリーズはデップーたちのグロお下劣なんでもありのくだらない悪ふざけを楽しみに行っているので、もう今作は大満足です。きっと今の時代に生きていないと面白さが分からないであろう、究極の悪ふざけエンターテイメント作品の続編!次回作も楽しみ!次はバックトゥザフューチャーみたいになるのかな!?

65点/100点