週刊シネマイモ

その日の映画、その日のうちに。

SUUMOのCM「最後の上映会篇」

 

 

 先日「ローグワン」を観に行った際に、このCMがついていました。あまりに内容が良くて、涙が溢れてしまいました。

 

CMは引越し前夜、荷造りを終えた女性が、寂しそうに部屋に座っているところから始まります。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116173653p:image

 

すると突然、思い出の上映会が始まります。

  

f:id:pulp-fiction1330:20170116174052p:image

 

 f:id:pulp-fiction1330:20170116174125p:image

 

これ、まさにCM版「ニューシネマパラダイス」みたいなんですよね。涙腺にかなりきました。自分も引越しの経験は何度かありますが、引越し前夜や当日って、今までの思い出がよみがえって、すごく感傷的になりますよね。

 

その気分を、1人の女性(大学生?看護の専門学校生かな)を主人公として、上映会方式で見事に表現していきます。

 

この上映会、思い出をただのスクリーンに映すのではなく、壁やカーテン、マンションに映していきます。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174329p:image

 

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174336p:image

 

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174346p:image

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174353p:image

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174426p:image

 

(この辺なんて、 まさにニューシネマパラダイス!!)

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174455p:image

 

 

このセンス最高、というか絶対作った人、映画好きだと思います。

 

新生活が始まり、料理や洗濯にテンパり、恋人ができ、別れも経験し、勉強も頑張 り、暑い日も寒い日もどんなときでも部屋はそこにあって…。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174520p:image

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174526p:image

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174532p:image

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174538p:image

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174551p:image

 

(この映像のつなぎ合わせの秒数が絶妙で、涙を誘います。この速さ、素晴らしい…)

 

またナレーションを部屋自体が言っているという設定も、泣かせますよね。

 

そこでバックに流れてくるのが「なごり雪」。曲選、最高です。

 

歌っているのは、イルカさんではなくて、湯川潮音さん。昔に一度だけCDを借りたことがあったような気がしていて、儚く零れ落ちそうな歌声が、涙を誘います。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174714p:image

 

 主演の森川葵さんも思い出をかみしめる演技がすごく良いです。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116174725p:image

 

部屋に頭下げたくなる気持ち、分かるなぁ。住んでる時は、この気持ち分かんないんだけど。

 

旅立つときや新しいスタートの時に見返したくなる、素晴らしいCMです。1分30秒版もありますが、個人的には1分版の方がよくまとまっていて好きですね。

 

f:id:pulp-fiction1330:20170116175036p:image

 

 

SUUMOはキャラが先行してますが、意外とCMも良いんです。

 

 

このCMとかも好きだなぁ。

 

こちらも良ければぜひ。