週刊シネマイモ

その日の映画、その日のうちに。

TOYOTAのCM「Loving Eyes -Toyota Safety Sense」

 

ボケーっとYouTubeを見ていた時に流れてきたのが、このTOYOTAのCMでした。はじめは良くありそうな親子の感動的なCMかなぁ、と何気なく見ていたのですが、後半で「そう来たか!」と、ついうなってしまう素晴らしいCMでした。

 

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CMの初め、「Father’s view」という文字が出てきます。あぁ、なるほど、父親の視点で子供の成長を見ていく感動的なCMなんだなぁ、という感じで見進めていきます。

 

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後部座席に座る子供をミラー越しに見たり、試合に負けて悔しがる娘の涙を拭いてあげたり、車でひげを剃っているところを疎ましそうに見られたり…。

 

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自分は、子供はもちろん結婚もしていないので、正直父親の部分に何の「あるある」も感じませんが、子供だった経験はあるので、親が子供の成長を見つめる姿にはとても感動します。

 

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そして最後は、結婚式。あー良かったなぁ…、と思ってCMが終わるかと思いきや、ここで終わらないのがこのCMのミソ。

 

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次に出てくるのが、「Daughter’s view」の文字。そう何と後半は、前半の父親視点のシーンを娘の視点で展開していくんです。これには、なるほどーそう来たか、とCMの構成に感動しました。この構成、ありそうで無かったような気がするんですよね。

 

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視点を変えると、同じシーンでも全然違って見えてきます。こうやって各シーンを見ていると、父親は常に笑顔ですよね。決して怒らず、見守っている。

 

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この父親の姿がほんとうに感動的ですごく沁みました。素直に自分もこんな父親になりたいな、と思いました。

 

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 CMのラスト、このような文字が出ます。

 

「愛とは、見えないところで見守ること」

 

あー、いい言葉です。

 

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年を重ねるたびに見返したくなるような沁みるCMです。

 

 

 

「沈黙 -サイレンス-」を観ました。人間は、みんな何かを信じたい。

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江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受 けた彼の弟子ロドリゴアンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)は、キチジロー(窪塚洋介)の協力で日本に潜入する。そ の後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会い……。(シネマトゥデイより)

 

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みんな、沈黙している。神に祈り、沈黙する。どれだけ拷問を受けようが、声を荒げることはない。耐えて、神を信じ、祈り続ける。風や鳥のさえずりが聞こえ、そのボリュームがどんどん大きくなり、突如包み込む静寂。「ゼロ・グラビティ」を彷彿させるようなオープニングで、一気に心を掴まれます。

 

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物語の舞台は、江戸時代初期、幕府による激しいキリシタン弾圧下にあった日本・長崎。歴史の授業で踏絵や天草四郎などのワードは聞いたことがありましたが、弾圧のやり方がここまで厳しく、ネチネチしたいやらしいやり方だったとは思いもしませんでした。踏絵などは優しい方で、聖母にツバを吐き掛けさせたり、暴言を吐かせたり、見ていて気分が悪くなりました。しかし、鎖国中の当時の日本人にとってはキリスト教自体が気持ち悪く見えたのだろうし、何としても排除したかったのだろうなぁと、何となく複雑な想いになりました。

 

棄教することを劇中では、「転ぶ」と表現しています。転ばない者に対しては、徹底的に転ぶまで拷問します。そのやり方は、本当にいやらしく、狡猾です。極寒の海に立てた十字架に張り付けにしたり、 熱い湯を少量ずつかけてひどくやけどをさせたり、穴を掘りそこに逆さに宙づりにして血がのぼってすぐに死なないよう頭に切り傷を付けておいた り…。とにかくじわじわ静かに拷問していく。これが本当にいやらしい。そして、そのやり方はどこか日本らしい。スコッセッシの撮り方の影響ももちろんありますが、その描写に美しさすら感じてしまいました(もちろん不快極まりないんですが)。

 

転ぶか、死ぬか。その2択を迫られたキリシタンは、ロドリゴたちの前でどんどん死んでいきます。その中でも塚本晋也監督の演技は、圧巻でした。波が押し寄せる極寒の海で、十字架にはりつけにされ死んでいく姿は、今でも頭から離れません。そして、ロドリゴキリシタンをひどい目に合わせる井上筑後守を演じたイッセー尾形も、 素晴らしい演技でした。鎖国時代の日本の閉鎖的な空気感を、ネチネチした喋り方と飄々とした演技で見事に表現されていて、1人だけ存在感が異常でした。

 

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また、17世紀の話ですが時代劇っぽい古臭さは全くなく、現代劇を見ているような感覚も少しありました。

 

正直映画の根っこの部分である「信仰」については、知識もないためコメントは難しいです。ただ「人間は、みんな何かを信じたい」ということが、この映画を観ているとすごく伝わってきます。この映画を観終わった後に頭に浮かぶのは、キリスト教でも、宣教師でもなく、自分が信じているもの。信じたいもの。それを見知らぬ誰かに、「信じるな」と弾圧され、それを足で踏み、ツバを吐き、信じることをやめろ、と命令される。そんな腹立たしいことが、この日本で起こっていたんです。当時の人は、「死」をもってしてまで自分が信じているということを証明した。文字通り、「沈黙」することで証明した。自分は信じるもののために死ねるだろうか。そんなことをモヤモヤ考えさせられました。

 

全くダレることのない、緊張感が張り詰める162分。劇場でのご鑑賞をオススメします。

 

 

 

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監督
マーティン・スコセッシ

キャスト
アンドリュー・ガーフィールド
アダム・ドライバー
浅野忠信
リーアム・ニーソン


★4.0点

 

「この世界の片隅に」を観ました。まさに「悲しくてやりきれない」。説明の無いセリフだけの紙芝居を見ているような珠玉の1作。

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1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。(シネマトゥデイより)

  

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観終わったあと、時間が経つごとに余韻が膨れ上がる。

 

胸がいっぱいになる。

 

胸が張り裂けそうになる。

 

映画館の外に出て、日常の生活にもどる。

 

そこからこの映画がスタートしたような不思議な感覚に陥る。

 

「良かった」とか「泣けた」とか、そんな安易な言葉で表現できない「何か」。

 

その感情を表す言葉が見つからないもどかしさ。

 

この感覚は、「シン・ゴジラ」を観終わった後に、少し似ていました。

 

でも、「シン・ゴジラ」はとにかく頭のオーバーヒー トだったのに対し、こちらは言うなれば、胸がいっぱいになりすぎて、こみ上げる想いがキャパオーバーしたという感じ。

 

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描写は穏やかなもの の、話の展開はかなり早く、ついていくのに必死。

 

情報量は、思っていた3倍くらいありました。

 

まずそこで頭ももっていかれながら、様々な描写で胸もいっぱいになる。

 

色々な想いが、こみ上げてこみ上げて止まらなくなる。

 

早い展開とこみ上げるまくる想いに涙が追い
付かない。

 

いつの間にか、この映画がアニメだということを忘れてしまう。

 

戦争シーンや人が死ぬシーンなんて全然ないのに、ただ人々の日常生活を描いているだけなのに、どんどん色んな想いが蓄積されていく。

 

それが時間差で溢れ出し、観終わって数日経ってからも余韻が続いている。

 

観終わった後、大切な人を思い浮かべ、日常の 当たり前の生活に思いを馳せること間違いなしの珠玉の1作です。

 

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この映画には、「おだやかな日常」と、「おだやかな日常が、おだやかでなくなる瞬間」が描かれています。

 

その割合は、前者が8割、後者が2割といったところでしょうか。

 

広島の江波出身のすずが、呉にお嫁にやってくる。好きでもない相手との結婚が当たり前だった当時、不器用でどんくさいすずは毎日ミスばかりですが、がむしゃらに頑張ります。

 

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穏やかな絵のタッチと、微笑ましいストーリーに、ついつい笑みがこぼれてしまいます。

 

このあたりのシーンの多さは異常で、パッパッとシーンが切り替わり、次から次に展開していきます。

 

これは、説明の無いセリフだけの紙芝居を見ているような感覚でした。

 

戦争をテーマにした映画には珍しく、語り部もおらず、ナレーションもありません。

 

出てくるのは、事実のみを表した無機質な文字のみ。

 

これがまた恐ろしく怖いんですが。

 

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そして、徐々に襲ってくる戦争という現実。

 

空襲があり、焼夷弾が落とされ、防空壕に逃げ込む人々。

 

でもそういったシーンですら、美しく描かれているので、余計に胸が痛くなります。

 

爆撃に色が塗られていくシーンは、ついうっとりしてしまいました。

 

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そんな中、途中で起こる「ある事件」はまさに急転直下。


「あのシーンは、泣ける」とかそんな安易な言葉で語れないんです。

 

「悲しくてやりきれない」

 

まさにこれです。

 

コトリンゴさんが優しく歌う映画主題歌の通りです。

 

やりきれない。

 

それに尽きるんです。

 

でも当時の人は、それが当たり前だった。

 

好きじゃない人と結婚することも、食卓を囲んで食事をすることも、戦争で命が失われることも。

 

ツイッターでフォローさせていただいている、82歳のミゾイキクコさんという方がいらっしゃいます。

 

普段から心に刺さるツイートばかりで大好きなのですが、この映画についてもコメントされていました(正確に言うと、原作の漫画について)

 

 

「(映画で皆さんが絶賛しているほど)とくべつなものをかんじなかった。期待が大きかったからか。その程度の経験をしてるからか」

 

 

この言葉、ほんとうに重かった。その当時を生きていた方にしてみれば、この映画で描かれていることは決して特別なことではなく当たり前のこと。言い換えれば、それほどリアルに当時の日常を描けているということなのかもしれませんが。

 

私は号泣できませんでした。

 

悲しくてやりきれなかったから。

 

やりきれなくて、歯をくいしばって見ることしかできなかった。

 

そして日常に戻った時、 今この瞬間を、当たり前に生きている自分に考えさせられました。

 

 

安易な戦争映画ではなく、この世界の片隅で、まっすぐに正直に当時を生きていた人たちを穏やかな絵と、猛烈にパキパキ変わる展開のスピード感で見 せつける、すさまじいアニメーション映画です。

 

 

まだ、胸がくるしい。

 

 

 

 監督
片渕須直
原作
こうの史代
脚本
片渕須直
音楽
コトリンゴ

キャスト
のん

細谷佳正

稲葉菜月

 

 

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★ 4.7点

 

SUUMOのCM「最後の上映会篇」

 

 

 先日「ローグワン」を観に行った際に、このCMがついていました。あまりに内容が良くて、涙が溢れてしまいました。

 

CMは引越し前夜、荷造りを終えた女性が、寂しそうに部屋に座っているところから始まります。

 

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すると突然、思い出の上映会が始まります。

  

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これ、まさにCM版「ニューシネマパラダイス」みたいなんですよね。涙腺にかなりきました。自分も引越しの経験は何度かありますが、引越し前夜や当日って、今までの思い出がよみがえって、すごく感傷的になりますよね。

 

その気分を、1人の女性(大学生?看護の専門学校生かな)を主人公として、上映会方式で見事に表現していきます。

 

この上映会、思い出をただのスクリーンに映すのではなく、壁やカーテン、マンションに映していきます。

 

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(この辺なんて、 まさにニューシネマパラダイス!!)

 

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このセンス最高、というか絶対作った人、映画好きだと思います。

 

新生活が始まり、料理や洗濯にテンパり、恋人ができ、別れも経験し、勉強も頑張 り、暑い日も寒い日もどんなときでも部屋はそこにあって…。

 

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(この映像のつなぎ合わせの秒数が絶妙で、涙を誘います。この速さ、素晴らしい…)

 

またナレーションを部屋自体が言っているという設定も、泣かせますよね。

 

そこでバックに流れてくるのが「なごり雪」。曲選、最高です。

 

歌っているのは、イルカさんではなくて、湯川潮音さん。昔に一度だけCDを借りたことがあったような気がしていて、儚く零れ落ちそうな歌声が、涙を誘います。

 

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 主演の森川葵さんも思い出をかみしめる演技がすごく良いです。

 

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部屋に頭下げたくなる気持ち、分かるなぁ。住んでる時は、この気持ち分かんないんだけど。

 

旅立つときや新しいスタートの時に見返したくなる、素晴らしいCMです。1分30秒版もありますが、個人的には1分版の方がよくまとまっていて好きですね。

 

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SUUMOはキャラが先行してますが、意外とCMも良いんです。

 

 

このCMとかも好きだなぁ。

 

こちらも良ければぜひ。 

 

こんにちは、2017年。「目標」ではなく、「予定」だという意識で。

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新年、明けましておめでとうございます。

 

写真はニセ明ならぬ、餅明でございます。

 

2016年は源さん飛躍の年…というかもはやとんでもない次元にいってしまいましたね。大ブレイクです。

 

嬉しいですが、やっぱり寂しいかな。

 

 

さて、2016年はブログを書き始めたものの、後半は仕事が忙しくなったり、体調を崩したりで、少し更新が滞りました。反省しています。

 

映画レビューも良い作品がいっぱいあったのに、書ききれなかったなぁ。

 

ということで、2017年は「週2回更新」を予定として、無理せず頑張ってみたいと思います。

 

相変わらず、映画レビューやCM、星野源さんの話が多いかと思いますが、今年も色んなものを褒めて勧めて、1人でも多くの人に、心を動かす素晴らしい作品たちを紹介できれば、と思っています。

 

今年も、暇つぶしがてら読んで頂けますと幸いです。

 

 

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さて、先日「営業マンは理系思考で売りなさい」という本を読みました。

 

文系の自分でも共感することが多く、内向的な性格でも強い営業マンになれるのだと自信がつきました。おすすめです。

 

 

その中で、印象的な話があったのでご紹介したいと思います。

 

 

著者の菊原さんが、トップ営業マンの集まりに参加した時のことです。

 

菊原さんは、1人のトップ営業マンに質問しました。

 

「普段からどのような目標を持って、仕事をなされているのですか」

 

するとトップ営業マンは、

 

「目標なんてない」

「目の前のことを全力でやっているだけ」

 

と、答えたそうです。

 

回答に驚いた菊原さんは、

 

「今年は○○個、契約を取る!などの目標はないのですか」

 

と改めて質問しました。

 

するとトップ営業マンは

 

「それは目標じゃなく、【予定】だよ」

 

そう、答えたそうです。

 

 

 

この言葉は、新年早々、本当に響きました。

 

私も毎年年初めには、これをやろう!とか、映画を何本見よう!、運動をしよう!、など、目標を立てることが多いです。

 

でも、それを手帳やスマホなどに書き留めたはいいものの、あっという間に何もせず1年が過ぎてしまった…なんてことは、数え切れないほどあります。

 

皆さんもそういう経験、ありませんか?

 

今年はこれをやろう!という「漠然とした目標」では、実際に達成できる可能性はかなり低くなります。

 

そうではなく、その目標に「締め切り」、「制限」を入れることが、とても大切なのだと気づかされました。

 

その目標に「締め切り」を加えた瞬間、その目標は「予定」へと変貌を遂げます。

 

今年は痩せるぞ!と意気込んだところで、きっとその目標は何の予定もなく眠ったままです。

 

そうではなくもう少し輪切りにして、締め切りをつけて、2月末までに3kg痩せるぞ!と決めて、その目標を「予定」にしてしまう。

 

そのあと、じゃぁ今から何をしなければいけないのかと逆算していく。

 

このイメージは、すごく分かりやすかったですね。


「いつまでに」「何を」するのか。

 

ブログに関して言えば、記事の始めに、2017年は「週2回更新」を予定として…と書きました。

 

1年のブログ目標は、「100記事UP」です。

 

1年間で100記事UPするには、1年は52週あるので、週2回は更新しないとです。じゃぁそれを目標にして、いつどこで書くのかを考える。

 

こうすると、目標が予定化されて、案外楽しいです。

 

皆さんも是非、今年の目標に「締め切り」を加えて、「予定」にしてみてください。

 

それでは、2017年も無理せず、のんびり、楽しんでいきましょう!

 

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「ラ・ラ・ランド」の海外版予告編が良すぎるという話。「セッション」監督の新作ミュージカル。

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『セッション』で一躍有名となった、ディミアン・チャゼル監督の新作の海外版予告編が、解禁となっています。

 

 

その名も「ラ・ラ・ランド」

 

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これ、やばいです。とんでもなく良いです。なんなんですか、この予告から漂ってくる名作臭は。

 

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「セッション」の時も、予告編から既にただならぬ雰囲気が漂っていて、めちゃくちゃテンションが上がった記憶があります。そして、内容は言わずもがな。

 

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これ「セッション」を作ってしまって、次回作相当ハードル上がるよな…と思っていた矢先、この新作予告編。

 

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いやー、驚きました。

まず、ミュージカル映画で来たことに驚き。

 

実は私はミュージカル映画が苦手です。なぜか相性が良くないんですよね。

 

でも、本作は絶対観たい。必ず初日に観ます。

 

「セッション」の時も思いましたが、チャゼル監督はやっぱり音楽と映像の組み合わせ方、特に編集のされ方とのリンク感が素晴らしいですよね。

 

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音楽のリズムと、映像の切り替わりのタイミングが見事に合わさっていて、見ていてすごく気持ちが良いんです。今回の予告編でもそれは健在でした。

 

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ラストのところの大量の切り替わりなんて、圧倒的で涙が出てきます。ほぼ字幕なしで見せてくるところもすごい。

 

そして、やっぱり音楽がとても良い。映画のオリジナルの歌でしょう か、予告編で流れてる全曲好きですね。

 

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ライアン・ゴズリングとエマストーンも、最高!くぅー、早くみたい。

 

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あの鬼教官も出てくるぜ。

 

皆さんもまずは予告、是非見てみてください!

 

 

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↑特にここ好き!!!

東京ガスCM「家族の絆 やめてよ」

 

 

東京ガスのCM、大好きなんです。

 

名作揃いすぎて、これまで何度泣かされたことか。

 

なので、新作CMが公開になるといつもすぐチェックしてるんですが、最近公開になったこのCMも本当に素晴らしいです。

 

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タイトルは、「家族の絆 やめてよ」篇。

 

キャストが「深夜食堂」シリーズでファンになった平田薫さんと、今年役者としても大活躍の塚本晋也監督が親子役だなんて、最高じゃないですか!

 

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塚本監督、見事な頑固ダサオヤジっぷりです。この服装は無いなーっと、思いながら、一方で、でもこういうおじちゃんいるよなーっとしみじみします。ほんと、「いかにも」って感じです。

 

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くしゃみも全開で愛らしい!

 

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日本のお父さん代表って感じです。

 

今年は、「シン・ゴジラ」ですさまじい存在感を示した塚本監督でしたが、こういう不器用なキャラクターを演じられるとピカイチですよね。      

 

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LINEも不器用に使っている感じがかわいい。

 

 

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一方、平田さんもオヤジ臭い父親を嫌がる「いかにも」な娘さんを好演されています。

 

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お父さんを見つめる「嫌そー」な顔が素晴らしいです。

 

冒頭に手帳の文字も一瞬映りますが、この娘さんは転職されている設定なんですよね。

 

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その辺の設定も、良い味出てます。この手帳はお父さんの物だと思うんですが、ガサツに見えるお父さんが、娘の予定を細かくきっちり書いているというのもなんだか泣けてきます。

 

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真面目に仕事をしているシーンも良いですね。

 

 

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このCMのタイトルは、「親子の絆 やめてよ」篇。

 

要所要所で、娘さんの語りで「お父さん、やめてよ」というセリフが入ります。

 

終盤までその意味は、おやじ臭いことばかりする父親に対しての ネガティブな「やめてよ」ですが、婚約の話が進んでいくと徐々に意味合いが変わっていきます。

 

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娘のアルバムを見て、「寂しいなぁ」とつぶやくシー ンはシンプルだけど涙が出ます。

 

 

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そして最後は、結婚式。

 

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ここもベタなんだけど、「幸せになれよ」の一言に対して、「やめてよ」と一言。

 

娘さん、号泣。

 

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この展開、本当にシンプルなんだけど、スーッと泣けます。いいなぁ。

 

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あと東京ガスのCMに共通しているのは、料理が本当に美味しそうなところ。

 

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今回も唐揚げが印象的に出てきますが、本当に美味しそう。「食い過ぎだ!」と婚約者に怒鳴るお父さんもかわいいです。

 

心がスーッと洗われる90秒。

是非、ご覧ください。

 

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